ご挨拶

皆様へ

ベッキオ・バンビーノ 名誉実行委員長
交通事故問題を考える国会議員の会 会長
衆議院議員  逢沢一郎

 この度の「西日本豪雨災害」で、お亡くなりになられた方とご家族の皆さまに心よりお悔やみ申し上げます。また、被災され復旧復興のために大変なご苦労をされている皆様に心よりお見舞い、被災地にて懸命にボランティア活動にご尽力いただいている皆様、関係各位の皆様へ心より感謝申し上げます。

 今日までベッキオ・バンビーノは、震災復興と交通遺児支援を目的に開催してまいりました。この7月、自然災害の少ない岡山をはじめ西日本各地広範にわたり、想定外の豪雨により未曾有の被害に遭いました。しかし、ここで意気消沈する訳にはいきません。みんなが力を合わせて復興に全力を尽くしています。この状況を鑑み、秋の大会の中止延期も検討いたしましたが、こうした時期だからこそ、西日本と地元岡山の被災地復興のための義援金を募るチャリティイベントとして秋季大会を開催致します。西日本そして岡山が再び元気と活気を取り戻せるようにと、願いを込めて開催致します。ご理解・ご協力をお願いいたします。

 初秋の風に乗り、ここ岡山にやってくる珠玉のクラシックカーの隊列。
 岡山県東部を代表する史跡・観光名所を駆け抜けるその姿は、春季大会同様に季節の風物詩としてすっかり定着してまいりました。
 チャリティー・クラシックカーラリー「ベッキオ・バンビーノ」は、ご関係皆様のお力添えのもと、第12回大会を迎えることになります。県内外から毎回連続して、または初めてこの岡山に集結される産業文化遺産といえるクラシックカーを愛する“ベッキオ・バンビーノ(永遠の少年)”の皆様にも、心より感謝と歓迎を申し上げます。回を重ねるたびに、その規模は大きくなり今や日本最大規模のイベントにお育ていただきましたこと、大変嬉しく思います。

 名車が訪れる先々での心の交流、そしてチャリティをメインテーマとしたこの「ベッキオ・バンビーノ」。立ち寄り先での趣向を凝らしたお出迎えに心温まり、その気持ちを公益に資する社会貢献へと変えさせていただき、これまで11回の開催で総額約1,300万円を超えるチャリティ募金をお寄せいただきました。

 残念ながら各地で起きた震災被害。また、注意喚起に取り組むものの無くなることがない悲劇的な交通事故。震災復興や、交通事故遺児となってしまった暮らし、その中にあって再建に力を注ぎつつも、悲しみは癒えるものではありません。それでも前を向いて一歩を踏み出している当事者の皆さんを応援したいと、このイベントを通じて支援活動に取り組んでまいりました。

 「ベッキオ・バンビーノ」は、これまでもこれからも、国難の中にあっても、元気を出して立ち上がろうとする方々とともに歩むイベントでありたいと思います。被災地や遺児となった方々への寄付を継続していきます。

 日本全国から集まった志を同じくしたエントラントの皆さんには、宝石のような名車の数々で我が故郷・岡山を、笑顔いっぱいに走り抜け、存分に楽しんでいただきたいと思います。表町商店街をスタートした一行を、瀬戸内の島巡り、サーキットでの競技、岡山の誇る美作三湯ほか、晴れの国のおもてなしとともに、地域の皆さんが沿道で温かくお迎えくださいます。

 この「ベッキオ・バンビーノ」から、そして岡山の地から、苦境に負けない力強さを、ともに発信しようではありませんか。そして地域を越えて助け合う、たくましい日本を一緒につくってまいりましょう。「頑張っていますよ、岡山!」

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